公共下水道の供用開始区域設定のため、トイレのリフォームをしなければいけなくなりました。(功一さん(仮名)・トイレリフォーム)

子供が生まれたのを機に、妻の母と同居することになりました。

長男がいるのですが、親との同居を拒否していて、私自身は次男坊ということもあり、私の両親と相談した上、義理の母との同居が始まりました。

県庁所在地ではありますが、自然が残る田舎で、更に郊外でもありましたので、くみ取り式のトイレがまだあちこちに残っています。

越してきてわかったのは、市役所から公共下水道の供用開始区域設定の通知が来ており、どうやら3年以内に水洗トイレに改造し、公共下水道に接続しなければいけないらしいのです。

義理の母に聞いてみたところ、ご近所さんはほぼ水洗化工事を終えており、残っているのはうちぐらいということでした。

一人暮らしで金銭的に余裕があるわけではなく、もしお金を出すにしても、どこに頼んでいいかわからなかったということで、今まで放置していたというのが、実際のところのようでした。

そういうことは、包み隠さず早めに言ってほしいと思いましたが、後の祭りでした。

何故なら引っ越してすぐに、古い家でしたからあちこちリフォームを行い、既に200万円ほどのお金が出て行った後だったからです。

しかも出たばかりのボーナスも、それに回してしまっていましたので、次のボーナスまで待って工事するしかないかなと、私は思っていました。

しかし、妻がこう言います。

「子供が少し目を離した隙に、くみ取りのトイレに落ちたら困るし、今までずっと水洗で暮らしていたし、期限ギリギリになってからの工事だと、色々と面倒なのでは。」

確かにそれも一理あるなと思いましたので、貯金を使ってリフォームしようかなと思いました。

夏になればくみ取り式のトイレですから、かなり臭うでしょうし、ハエなどの発生も考えられます。快適な環境とは言い難い中で、赤ちゃんを育てるのも、あまりいい感じはしません。

そこでまずは、トイレのリフォームはどこで行なっているかや、その値段について、新聞のチラシでチェックすることから始めました。

田舎だからなのかもしれませんが、大手の企業はこういう工事には参画していないようで、地元の工務店のチラシしかありませんでした。一応大体の値段や工期などはわかりましたので、見積もりを取る算段を始めました。