雨が降る度に雨漏りが発生するのでは、日常生活に支障が出ます。
すぐにでも外壁補修から取りかかりましょうと、足場の組付けと同時に修繕を始めてくれた職人の方が見事でした。
自分の仕事に誇りを持つ、古き良き職人さんといった感じです。
数人の若い部下を引き連れて、外見は少し怖いスキンヘッドのオジサン。年の頃は40代位でしょうか。
まだ冷たい雨が降りしきる朝に「今日は外壁作業はできないな…」と思っていると、100円カッパに身をつつんでオジサン登場。
「こんな天気の方がケレン(塗装前の汚れをとる作業だそうです)が捗るんです」と、びしょ濡れになりながら高圧洗浄水で清掃を始めます。
後で聞くと、この手の辛い作業は若い衆でもやりたがらない為に、自然に自分の担当になってのだとか。
めくれ上がった外壁サイディングの修繕、目地コーキングの打ち替え、本業の塗装、屋根瓦の塗装と、すべての工程に渡って仕切り、若い衆からの信頼が絶大な事も、むべなるかなです。
仕事が終わって帰宅する時には、我が家の子ども達がベランダに脱ぎ散らかしたサンダル(躾ができてなくてスミマセン…)を、そっと揃えて帰ってくれていた事に気が付いて、大慌てで妻がお礼を言った事もありました。
この様な状況ですから、外壁リフォームでトラブルが発生する筈がありません。
ところがその反面、雨漏りが発生した内装リフォームは酷い物でした。
まず雨漏りによって天井にシミができている為、天井クロスを張り替える必要があります。
古いクロスを剥がし、パテで平面をとり、新しいクロスに張り替える。
これだけの工程が、満足にできないのです。
パテの乾燥を待たずに、新しいクロスを貼り付けた結果、天井はボコボコ。
挙げ句のはてには、「クロス張り替えでは対処が不可能だから、天井ボードを張り替えましょう。ついては追加費用を…」と言い出す有様です。
あまりにも納得が行かない為、他の内装職人さんを手配して、意見を聞くことにしました。
「これくらいなら、ボード張り替えは不必要」という意見で、その方にお願いしたのですが、いやはやストレスが溜まる内装リフォームでした。